相掛かり~縦歩取り~そして石田流へ

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お立ち寄りいただき有難うございます。

前回は「ひねり飛車」の対局をご案内しました。


今回は、「相掛かり」から「ひねり飛車」(「縦歩取り」)へ。
さらに進展させて私の好きな「十字飛車」から「石田流」へと組むまでの一例をご紹介したいと思います。

最近はみなさんご承知のとおり、「相掛かり」が大人気ですが、「石田流」まで組む戦法は少なくなり私としては淋しい思いでいます。

勝負の世界ですから、戦法も進化して行くのは当然の流れで致し方ありません・・・。



7手目2四歩
この局面は「相掛かり」の基本形と言える手筋です。
7手目24歩

15手目3六飛
☖3四歩と角道を開けたことで、この歩を取りに出る☗3六飛が「縦歩取り」の局面。
15手目36飛

16手目3三金
16手目33金
後手は3四歩を守る手ではありますが、3三金が角道を自ら止めて、なんともやるせない、美形とはほど遠い形。
先手の描いた要求に応じた形で、後手としては不満足ではあっても仕方ない一手ですね。

21手目7六歩
先手は後手の角のラインが止まったことで☗7六歩と、角道を開けます。
21手目76歩

25手目7五歩
先手は、飛車交換を要求に出ました。
25手目75歩

27手目7七桂
ここから石田流へと進みます。
27手目77桂

31手目7六飛
石田流へと飛車を転回しました。
31手目76飛

37手目2八玉
37手目28玉
石田流の後は玉を美濃囲いに築きます。

みなさん、何とも美形ではないでしょうか。美濃囲い風の今では見られなくなった「ツノ銀中飛車」と同じく、金、銀が左右に広がりバランスが取れた陣形は私には美しく感じます。

あなたはいかがでしょうか。

次に、ここまでの手順を初手からご案内します。一手一手をごゆっくりご覧いただければと思います。

【棋譜並べ】

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