自分が指す一手に、相手がどんな対応をするか?　静かな二人の空間にコミュニケーションが生まれる。

お立ち寄りいただき有難うございます。


今回の一戦はベテランと若手の対局ですが、２６０手を超す長手数の熱闘になりましたので本局を選んでみました。


開始日時　2022-01-18 13:44:00
棋　　戦　第72期ASLOK杯王将戦一次予選
先手 中村　修 九段
後手 千田翔太 七段
手合割 平手
場所 東京・将棋会館
持ち時間　３時間
消費時間　267▲180△180
戦　　型　三間飛車



１１手目７八飛
三間飛車に先手は飛車を振りました。



３５手目７七角
ここでは石田流へ「浮き飛車」とする策もあったと思いますが、そのようにはならなかったですね。☗７七角に替えて、先手だけ手を進めると☗７六飛～☗７七桂～☗９七角でしっかりした態勢ができ上がります。


６２手目８６同角
後手は角を捌きに出ました。飛車筋も通り先が楽しみです( *´艸｀)



９９手目７八歩打ち
☗７八歩打ちは固いですが、☗８五桂はないでしょうか。
AIで解析してもらいましょう。



AIによる解析
最善手：☗６三馬
強い手ですね。



投了図
２６８手目後手投了。
両先生お疲れさまでした。




【棋譜並べ】
初手から再生してごゆっくり楽しんでください。



最後までお読みいただき有難うございました。