自分が指す一手に、相手がどんな対応をするか?　静かな二人の空間にコミュニケーションが生まれる。

お立ち寄りいただき有難うございます。


居飛車党の中村太地七段と振り飛車党の実力派藤井猛九段の対局をご案内します。

中村七段は将棋フォーカスでお馴染みですよね。
対する藤井九段は居飛アナ崩しで知られる「藤井システム」の開発者。

今回は「角交換型振り飛車」と言う戦型で、今まであまり目にしなかった（私だけかも・・・）で始まりました。


開始日時　2022-02-02 10:00:00
棋　　戦　第80期順位戦Ｂ級２組10回戦
先　手　　中村太地 七段
後　手　　藤井　猛 九段
手合割 　平手
場　所　　東京・将棋会館
持ち時間　6時間
消費時間　160▲360△360
戦　　型　角交換型振り飛車



６手目８八角成
後手・振り飛車側から角交換に打って出ました。


３３手目８六角打ち
ここへ角を打つんですね。全く頭に浮かんできません。


７５手目３三歩成
後手はどのように対処するんでしょうか？




AIによる解析
最善手：７５手目５八歩打ち

なるほど、ガッテンできます(*^^*)




１６０手目４七同馬
このあと、先手投了。




【棋譜並べ」
初手から終局までごゆっくりお楽しみください。


本局では中村七段は藤井九段に屈しましたが、終盤の一手を争う攻防は見ごたえがあり楽しませていただきました。

来期、中村七段はＢ級１組へ昇級が確定していますので、楽しみに応援して行きたいと思います。


Ｂ級２組成績表


最後までお読みいただき有難うございました。