NHK杯将棋トーナメント準決勝第1局~松尾八段対深浦九段

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ダウンロード今回は優勝経験者でもある深浦九段とここまで勝ち上がってきた松尾八段の一戦で、両者ともに決勝進出をかけた対局で楽しみな戦いです。












開始日時:2022-01-17 11:06:00
棋  戦:第71回NHK杯準決勝第1局
先 手 松尾歩 八段
後 手 深浦康市 九段
手合割 平手
場所 東京・NHK放送センター
持ち時間 10分
消費時間 ー
戦  型 相掛かり



32手目4四角
桂で角を取られることは看過できませんから、後手は4四角と上がりましたが、先手が角交換に及べば後手は同歩で一手得して桂取りになるという算段。
32手目44角


35手目5五角
桂を歩で取られる手を防ぎつつ、9一角成を狙った好手でしょう。
35手目55角


47手目7五香
この香だけでは駒不足。先手は☗7四歩打ちを狙っています。
次に後手側に立ち最善手を分析します。
47手目75香


最善手:48手目8五飛
48手目最善手85飛


69手目6五馬
竜取りと2二金打ちを狙った一手でうまい指し回しで流石だなと感心させられました。

次に後手側に立ち最善手を分析します。
69手目65馬

最善手:70手目2五桂打ち
70手目最善手25桂打ち





【棋譜並べ】
初手から終局までごゆっくりして行ってください。



松尾八段は昨年は2回戦で深浦九段に敗れていましたが、71手で深浦九段に雪辱を果たし松尾九段が念願の決勝進出を果たしました。

相飛車は戦前予想された両者ではありますが、中盤のねじり合いがとても興味深い将棋に感じました。


決勝戦は、今月20日(日)放送で羽生善治九段と豊島将之九段の勝者となります。
解説は佐藤康光九段。


最後までお読みいただき有難うございました。

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