自分が指す一手に、相手がどんな対応をするか?　静かな二人の空間にコミュニケーションが生まれる。

いつもお立ち寄りいただき有難うございます。



今回は、NHK杯将棋トーナメントで聞き手を務める鈴木環奈女流三段とゴキゲン中飛車で定評の里見香奈四冠の対局をご案内します。

先手・鈴木女流三段の居飛車アナグマに対抗型で始まった対局ですが、後手・里見女流四冠の鋭い切れ味を【次の一手】を交え振り返ってみたいと思います。



開始日時　2022-06-17 10:00:00
棋　　戦　第２期ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦Ａ級
先　手 　鈴木環那 女流三段
後　手 　里見香奈 女流四冠
手合割 　平手
場　所 　関西将棋会館
持ち時間　３時間
消費時間　86▲135△54
戦　　型　ゴキゲン中飛車



３５手目☗９九玉
後手の飛車が７筋へ回ったら怖い感じがしますが、大丈夫でしょうか。



【次の一手】
３９手目☗９五同歩まで。後手番。
次に、AIにより最善手を挙げます。





　　　


【AIによる解析】
最善手：☖６六歩打ち。

本譜は、☖７三桂でした。難しい選択ですねぇ。




【棋譜並べ】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ(^^♪


後手・里見女流四冠の強さが際立った将棋のように見えました。


最後までお読みいただき有難うございました。