自分が指す一手に、相手がどんな対応をするか?　静かな二人の空間にコミュニケーションが生まれる。

今朝はどんよりした厚い雲が垂れ下がっていましたが、今は良いお天気です。気温は９℃。


さて、今回は３手詰にご一緒にチャレンジしてみましょう。
３手詰は物足りないという方も昔は手こずっていたでしょうから、将棋の面白さはやはり、対話ができる「３手詰」になるのではないでしょうか。

アマ４級の向井葉月さんは今年も１級を目指して頑張っています。
参照：ブログ記事ブログ【新春将棋バトル】



【３手詰＃１１】
持ち駒：なし。
正解は次で。







【正解】
初手☗３一銀不成
この銀は馬で紐づけられていますから☖玉方は逃げるほかありません。
また、この「銀成らず」の効果が３手目に現れます。













☖２三玉
同玉と出来ないのであれば逃げるほかありません。

















３手目☗４二馬まで詰み。
この馬は銀で紐づけされています。これが初手「銀成らず」の効果です。

格言に「銀は成らずに好手あり」と言われますが、
まさに格言通りになりました。










将棋は歴史も長く、奥の深いゲームですからコミュニケーションを楽しみながらお互い腕を磨いてまいりましょう。

仲が良すぎて、落語の演目にある「傘碁」にでてくるご隠居さんのような真似は控えてくださいね(^_-)-☆