自分が指す一手に、相手がどんな対応をするか?　静かな二人の空間にコミュニケーションが生まれる。

お立ち寄りいただき有難うございます。







今回は「５手詰」の続きになります。
ご一緒に将棋の技を楽しみながら挑戦して行きましょう( *´艸｀)

今回は攻め駒も守りの駒も縦一列に並んで面白い配置ですね。
初手に少々考えさせられるかもしれません。





【５手詰＃７２】
持ち駒：なし。







【正解】
☗１四馬
☖１六玉
☗３六馬（左図）
☖１二飛
☗２六馬
まで５手詰め。








初手☗１四馬には☖１六玉で、さらに☗１五馬と玉を追いかける手順では玉はつかまりませんね。
初手は☗１四馬で☖１六玉の時、３手目☗３六馬が好手順。１二飛が開き王手ですから☖１二飛と飛車を抜きますが、☗２六馬で詰む。

単に初手☗３五馬の開き王手の場合、☖１二飛で飛車を抜かれて玉を捕まえることはできません。

先ずは、☗１四馬と王手をするのがポイントで、飛車の利きが一筋に通っているうちに「開き王手」で馬を好位置に移動する３手目☗３六馬が「決め手」になるでしょう。

何れも攻め方の飛車は犠牲になりますが、飛車は死んでも玉を追い詰めるには十分な役割を果たして面白い手順でした。