自分が指す一手に、相手がどんな対応をするか?　静かな二人の空間にコミュニケーションが生まれる。

今回は久しぶりに「３手詰」にご一緒にチャレンジしてみましょう。



アマ４級の向井葉月さんも１級を目指し、都成竜馬七段から出題される「３手詰」に挑戦していますね。
今月１３日（日）出題された問題では初手角成と王手で捨てて、同玉に３手目「開き王手」で飛車（竜だったかな？）と馬の連携で玉を詰ます【３手詰】に自信を持って正解を即答された葉月さん。

着々と１級に向けて腕を磨いているようです。




【３手詰＃１２】
持ち駒：飛。
正解は次で。



　　　


【正解】
☗１二飛
☖同玉
☗２三金
まで３手詰め。













初手☗２三金が浮かぶかもしれませんが、これは香による「開き王手」なんですが、玉方の飛車で要の香が素抜きされて失敗です。

「失敗を生かす」には、

初手は餌を撒きましょう。
☗１二飛で☖同玉と玉を呼び寄せて、前述した☗２三金で「両王手」により詰み。



「両王手」が玉を詰める決め手。
この３手目☗２三金は桂のサポートを受けていますから玉では取れないし、モチロン飛車で香を取ることはできません。